ヒトのIQは20世紀初頭から増加しており、これは「フリン効果」と呼ばれている。
しかし、この傾向がいくつかの国において逆転している可能性がある。
1980年から2009年ノルウェーで若者が18~19歳(1962年~1991年生まれ)が兵役のために受けた約730000回分のIQテストの結果を分析した。
家族間を調べることで遺伝的要因でないかが確認された。
<結果>
家族間の遺伝的要因に関係せずIQが低下していた。また、先行研究によってフィンランド、デンマーク、イギリスなどもIQの低下傾向にあることが分かっている。
貧困層の栄養失調、教育レベルの低下、メディアの粗末化など社会環境的要因が大きいと考えられる。(移民の可能性も?)