アウトリーチ活動って何?
アウトリーチ活動とは、研究者が一般の方々にわかりやすい言葉で研究内容や研究成果を伝える活動のことを指します。特に近年は、単に研究者からの一方的な発信ではなく、一般社会からのフィードバックによる双方向性の対話が重視されています。こうした活動は、科学技術を振興する側と享受する側との相互理解を深め、よりより社会を作っていくために必要不可欠であるという考え方に基づいています。
アウトリーチ活動の例
アウトリーチ活動の例としては、オープンキャンパス、研究室の一般公開、出前講義、実験教室、サイエンスカフェなどがあげられます。また本サービス「論文ナビ」で一般向けの記事を投稿いただくこともアウトリーチ活動の一環といえるでしょう。
一般向けのイベントについては
・文部科学省が運営する科学技術週間(http://stw.mext.go.jp/index.html)
・JSTが運営するScience Portal (https://scienceportal.jst.go.jp/events/events.php)
・東京サイエンスカフェ・ポータル(http://cafesci-portal.seesaa.net/category/867419-1.html)
などに情報があります。
求められるアウトリーチ活動
研究者が行うアウトリーチ活動に対する評価は高まっています。研究費の申請でもアウトリーチ活動の欄が設けられたり、研究者ポストの公募でもそうした活動を評価する動きが進んでいます。こうした中でより効果的に研究者コミュニティとその他の方々をつなぐアウトリーチ活動のあり方がますます求められていくのではないでしょうか。
科学コミュニケーションのやり方・考え方については
研究者のための科学コミュニケーションStarter’s Kit(http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/scicomkit/index_e.html)が非常によくまとまっています。
また、科学コミュニケーションのアプローチとして日本科学未来館(http://www.miraikan.jst.go.jp/m/event/)の取り組みも非常に参考になります。