ボケをかますAI “Neural Joking Machine”

[紹介論文] Kota Yoshida, Munetaka Minoguchi, Kenichiro Wani, Akio Nakamura and Hirokatsu Kataoka (2018) Neural Joking Machine: Humorous image captioning. CVPR 2018 Language and Vision Workshop. (arXiv pre-print: 1805.11850)

[論文URL] https://arxiv.org/abs/1805.11850

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Neural Joking Machineによるボケの例です。

我々は、Computer Vision分野で提案される画像説明文(image caption)を基にコンピュータによる「笑い」を引き起こす文章を生成する手法をNeural Joking Machine(NJM)として提案します。大喜利webサイト「Bokete」から、投稿されたお題(image)とボケ(text)とそれに対する評価である“星の数“を「BoketeDB」として収集しました。さらに、学習の際にBoketeDB内の星の数に閾値を設け柔軟に重みを与えるFunny Scoreを提案します。実験では、データベースとしてBoketeDB、重みの算出にFunnyScoreを用いたNJMによるボケと画像説明文、実際に投稿された人間のボケを比較することで提案手法が効果的か検証しました。その結果、NJMはまだ人間によるボケより面白くなく,画像説明文よりは面白いという知見を得ることできました。また、実際にBoketeにボケを投稿したところ平均3.22個の星を獲得することができました。

本論文は、cvpaper.challenge ( http://hirokatsukataoka.net/project/cc/index_cvpaperchallenge.html )の取り組みによる業績です。cvpaper.challengeは、コンピュータビジョン分野の今を映し、日本の当分野を強くするための挑戦です。論文読破・まとめ・アイディア考案・議論・実装・論文執筆(・社会実装)に至るまで広く取り組み、あらゆる知識を共有しています。現在までにCVPR論文を完全読破するなど年間1,000本以上、累計では2,500本の論文をまとめ、資料を公開しています。最近では学生を中心に論文投稿してトップ国際会議のCVPR/ICRAなどにも採択されるまでになりました。2018年は(i) トップ国際会議/学術論文誌に20本以上投稿する、(ii) CVPR2018論文を完全読破する、を目標に活動しています。

cvpaper.challengeの担当著者:吉田(@KOTA_YSD), 美濃口(@cv2mametch

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